えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

華氏911

Fahrenheit 9/11, 2004
遂に観た。マイケル・ムーア監督。
この映画の採用する明快な二分法によれば、
アメリカ社会は支配階級と被支配階級に画然と分かれていて、
(いつの時代の話や、と思いますが、今の話ですね。でてこいレーニンて感じっす)
前者には良心のかけらもなく、
後者に生まれたら、貧乏で仕事もないので、軍隊に入るしかない。
そんな国には生まれたくないなあ、としみじみと思ってしまいましたが、
そんなんでいいんでしょうか。
単純化しているにせよ何にせよ、マイケル・ムーアは、
問題が社会の構造そのものに因っていることを指摘しているのは確かでありましょう。