えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2008-02-25から1日間の記事一覧

日本におけるモーパッサン、私論

とりあえず1868年の明治維新とともに、日本の小説改革が始まったとするならば、 その最初のトピックは坪内逍遥であり二葉亭四迷であり、その次に尾崎紅葉、硯友社がくる。 がそれに飽き足らない次の世代(1870年代生まれ)の文学青年達は、もっぱらその範を …

どとうの執筆

田山花袋についてよく分からないことは、彼はフランス自然主義を前後期に分け、ゾラは 前期でモーパッサンは後期としているようでありながら、その内実がもひとつよう掴めない ということである。が、それはひとまずおいておくこことして、一足飛びに 「日本…