2008-02-25 どとうの執筆 田山花袋についてよく分からないことは、彼はフランス自然主義を前後期に分け、ゾラは 前期でモーパッサンは後期としているようでありながら、その内実がもひとつよう掴めない ということである。が、それはひとまずおいておくこことして、一足飛びに 「日本におけるモーパッサンの受容」という、各論ではなく総論に対し、私なりに とりあえず一つの答えを出したい。それが目下の(本当の)課題なのだ。 無謀な観はなきにしもあらず。でもまあとにかく。