えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

ベティ・ブルー

37°2 le matin, 1986
インテグラル リニューアル完全版とやらは185分もあって長いんだけど
観だしたら止まらないで最後まで行ってしまう。
なんや知らぬが今のほうがぐっとよく「分かる」ように思えるのは何なのか。
こんな映画撮れたら言うことないよな、という傑作だと思いました。
宿命の女というのはファンタスム以外の何物でもないので、そこんとこに
ことさら文句をつけぬのであれば、これは本当によく出来た映画で、
これは多分、一個のファンタジーの物語なのだと思う。
脇役の人物もみんなしっかりしてるので、捨てきれずに完全版になったのは分かるけど、
一本の筋がぼやける感は否めず、そのあたりの判断は難しいかなあ。