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えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

自由思想

モーパッサン

唐突に、やっぱり大事だろうあの記事は、という思いに駆られて一気に訳しました。
モーパッサン 『自由思想』
アンリ・ミットランはモーパッサンの批評文の中でももっとも暗いものの一つと呼ぶが、しかし「解説」にも記したとおり、社会生活上において我々の現実を覆う虚飾のヴェール(=ポエジー)を暴いてみせる、というのが、70年代から一貫するモーパッサンの文学的営為の狙いの一つである。我々がふだん「道徳」と呼んでいるものの正体はいったい何なのか。そう問いかけることによって、ここにおいてモーパッサンはただしくフランス文学の伝統としての「モラリスト」の一人であり、(モーパッサンがよく名を挙げる作家の名を出せば)ヴォルテールの子孫と呼ぶにふさわしい、と私は信じて疑わないのであります。
お読み頂ければ嬉しく思います。