えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2008-01-01から1年間の記事一覧

右顧左眄

昨日は胸部X線検査。とりあえず事もなく。 右往左往しつつ、映画に逃避。 マチュー・カソヴィッツ監督、『憎しみ』 La Haine、1995年。 ここに描かれている世界には実に現実味があり、 この13年でそれがいくらかなりと過去のものになったとも思えない。 凄…

オリンピックを学ぶ

北京オリンピックも閉会。 おもむろにオリンピックの勉強を始める。 ということで読んだ本。 武田薫、『オリンピック全大会 人と時代と夢の物語』、朝日選書、2008年。 夏季五輪の各大会の紹介と、印象的なエピソードを綴ったもので、 競技場の中でも外でも…

飲みすぎる

月に一度のマラルメの日。お達者で〜。 福岡の地酒「栄田」を飲み、 まった無しの終電帰宅でへろへろに。大雨。

本探しています

故あって次の本を探しております。 モーパッサン作、広津和郎訳、『女の一生』、新体社、昭和22(1947)年 もしもこの本をお持ちで、譲ってもいいとおっしゃる方がおられましたら ぜひともご一報ください。よろしくお願いいたします。 それはそうと昨日の続…

「文学研究」文化と帝国主義

エドワード・W・サイード、『文化と帝国主義』、大橋洋一 訳、みすず書房、2巻、1998、2001年 ハンチントンよりよっぽど分かりやすくは書かれていないので なかなか歯ごたえのある本で、感銘というより衝撃を受ける。 (あえて言えばハンチントンとは知性の…

スパニッシュ・アパートメント

L'Auberge espagnol, 2003 とりあえず映画は観た。 EUが生んだ映画とでもういうか、時代を実にうまく捉えた作品で、 いかにも今の普通のヨーロッパの若者という感じが出ているのは 見事なものかと。 まったく個人的には物語をもっと作り込んでほしい気はする…

あれよあれよ

と言ってる間に時が過ぎて困る。今日は何をしたのか。

十一号室

La Chambre 11, 1884 「ジル・ブラース」、12月9日。『トワーヌ』所収。 「ラ・ランテルヌ」、1888年2月19日、「ラ・ヴィ・ポピュレール」、1888年7月5日。 冒頭は二人の対話。ペルチュイ=ル=ロン Perthuis-le-Long の 裁判長アマンドン氏が何故転任になっ…

見惚れ

ついついオリンピックに見とれてしまっては スポーツはええなあ、とか思いながら、日々これ運動不足。あう。

文明の衝突

サミュエル・ハンチントン、『文明の衝突』、鈴木主税 訳、綜合社、1998年(4刷) お盆の間に読んだ本。 話がたいへん大きいので割合と面白く読めたのだけど ちと話が分かりやすすぎるように思われなくもないが、 西欧文明は普遍的なものではない、という著…

お盆も過ぎて

あれもう8月も半ば。あうあう。

校正と本業と

校正のお仕事と本業とで日は過ぎる。 その人誰ですか、と訊いたら先日の同僚に「もぐり」と 言われてしまったので(あうあう)、あわてて読書。 宇野邦一、『ドゥルーズ 流動の哲学』、講談社選書メチエ、2001年。 (「その人」はドゥルーズではない。さすが…

ランボー 精霊と道化のあいだ

中地義和、『ランボー 精霊と道化のあいだ』、青土社、1996年。 実は先日、「ランボーが分からない」と告白したところ、 「文学研究やめたほうがいいんじゃない」と、と同僚に言われて しまい(うるうる)、返す言葉もないので、おとなしく勉強してみる。 一…

鍵をこわす

自転車の鍵を失くしてしばらく経ち、本日思い立って とんかちとドライバーを握って戦いに挑むと、 鍵、というか錠は、意外に簡単に陥落したのであった。 わはは。てか、そういうもんかいね。

夜会

Une soirée, 1883 前ふっておきながら、いつものようにロマンチックではないお話。 「ゴーロワ」、9月21日。 1900年『行商人』に初収録。 ノルマンディーはヴェルノン Vernon の公証人サヴァル Saval 氏は、 地方ではいっぱしの芸術家で通っており、音楽を熱…

夢で歌う

うたた寝していたら夢の中でメロディーが浮かび、 この歌なんやったかなあと気になって目が覚めた。 思い出したのは、 "A la claire fontaine" のサビでした。 Il y a longtemps que je t'aime Jamais je ne t'oublierai. ずっと前から君のことが好き いつま…

採点

試験が終われば、採点をしなければいけません。 これがまあ、物理的にも心理的にもなかなか 難儀な仕事ではあります。 DVD2本目は「モランの豚野郎」こと "Ce cochon de Morin" から(1時間)。 亡くなったモラン氏の死亡記事を書くことを頼まれたラバルブが…

試験

さあいよいよ、ようやく試験の日です。 みんな、充実したよい夏休みを。 遊べよ、学生諸君。 DVD一本目の最後は「酒だる」"Le Petit Fût" 30分もの。 ノルマンディー方言が相変わらずむずかしい。 原作にほぼ忠実で、貪欲者どうしのやりあいがいい感じで出て…

ご帰還

めでたく我がフリッツが帰ってくる。 ハードディスクも無事であった。 いやさめでたい。 もう二度と君の上にコーヒーカップを置かないことを 私は誓うよ。 夜は韓国料理で祝杯。

セビーリャの理髪師

ボーマルシェ、『セビーリャの理髪師』、鈴木康司 訳、岩波文庫、2008年 はじめてちゃんと読む。 喜劇としては大変によく出来た作品で、コメディー・フランセーズでやれば 今でも笑いの絶えない芝居に十分仕上がると思う。駆け引きと勘違いは マリヴォー的と…

本業とか

さあ掻き入れ時でっせ。という気持ち。

本が崩れる

草森紳一、『随筆 本が崩れる』、文春新書、2006年(2刷) これは凄くて、ほんとに本が音を立てて崩れるお話なのである。 私の部屋も本が崩れるが、しょせん三十センチぐらいなので、 可愛らしいものだ。部屋の写真が掲載されていて、それを見ると ほんとに…

手紙

手紙を出したりもらったり。

ポニョ

お仕事してから、夜はラーメン食べて、 『崖の上のポニョ』を観る。 至福の時間でした。 いろいろ考えてはみたものの、つまるところはこの映画、 (もう五歳でない以上は、仕方ないのでせめて) 五歳の少年の時に帰ったつもりで観るのがよいと思う。 めんど…

羅生門

マラルメの日。むずかしいものはむずかしいけど、 パスカル・デュランの言うところでは、マラルメの詩は 決して二重底の難解な「秘法的」なものではない、のである。 そんなもんですかねえ。 夜は和歌山の地酒、羅生門をしこたま飲む。

田園

Aux champs, 1882 「ゴーロワ」、10月31日。1883年『山鴫物語』所収。 1883年10月11日「ヴォルール」、「ラ・ヴィ・ポピュレール」1884年1月10日。 1886年『短編集』Contes choisis 収録。 1891年3月5日「ラントランシジャン・イリュストレ」、 同年6月20日…

光陰矢の如し

もひとつ調子があがってこない。 今日は散髪へ。

偽作の出所(4)メズロワ(2)補遺

とはいえ嬉しいものは嬉しい。 René Maizeroy, La Fête, Ollendorff, 1893 (2e édition) ネット上に掲載されているこの作品集の短編の内、少なくとも4編が モーパッサン偽作の正体であることは、既に確認済みなのであり、 ようやくその全貌を明らかにするこ…

とりあえず報告

ないかなあないかなあと探していたら、 シャピートルで発見する。しかし知っている 人は知ってるように、シャピートルは送料が高い。 本代より送料が高いと、すごく悔しい気がするのね。

友人ジョゼフ

L'Ami Joseph, 1883 「ゴーロワ」紙、6月3日。1899年『ミロンじいさん』所収。 結婚してノルマンディーは トゥルブヴィル Tourbeville の城館に住む ド・メルール氏 M. de Méroulは幼友達の ジョゼフ・ムラドゥール Joseph Mouradour とパリで再会する。 ジ…