えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

現代美術はむつかし

国立国際美術館で「30年分のコレクション」展を見る。たくさんあってへろへろになる。
なかでも収穫は、レオナール・フジタの生絵を拝見できたことと、
浜口陽三の名前を知ったことであります。

冬が来る
寒い、鋭い、強い、透明な冬が来る
(「冬が来る」、『高村光太郎詩集』、ハルキ文庫、2004年、81頁)

というような、寒い一日。

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
(「冬が来た」、同前、94頁)

などとはとても言えず、炬燵に入って丸くなるばかり。