えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

何だ古狸!

こっそりと、「えとるた図書館」に三作目、
國木田獨歩「絲くづ」を掲載してみる。
細々打ち込んでいたのだけれど、いやまあ意外に面倒な作業だこと。
好き好んで旧漢字にこだわるからいかんのである(どうせ全部出ないし)が、
旧漢字、というか「オリジナル」の漢字でなければ、
もともとないような意味がさらになくなってしまうのである。
「糸くず」と「絲くづ」の違いの内にあるものを、すっかり忘れ去ってしまうのは
よいことではないと、最近私は思うようになった。時に思い出してみるのは
わるいことではなかろうかと。