えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

年明けて

2009年もどうぞ皆様よろしくお願い申し上げます。
おもむろに読書。
飯田道子、『ナチスと映画 ヒトラーナチスはどう描かれてきたか』、中公新書、2008年
前半はナチスがどう映画を利用したかで、そこにもちろん
リーフェンシュタールも出てくるので拝読。
副題どおりの後半はある種分かりやすくもあり、
悪の代名詞だったヒトラーナチスが年を経る中で
次第に多角的に描かれるようになってゆく展開を追っている。
これはじつに着眼点のよいお仕事。
それにしてもナチスを扱った映画がこんなにもあることに驚く。