えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

対訳で楽しむ『脂肪の塊』第3回

『ふらんす』2014年6月号

いささか遅くなりましたが、
『ふらんす』6月号に「対訳で楽しむ『脂肪の塊』」第3回掲載されております。32-35頁。
馬車の中で、「脂肪の塊」が皆に弁当を分け与えることで、
最初自分を馬鹿にしていた貴族・ブルジョアの面々に受け入れられるまでです。
コラムは「『メダンの夕べ』とモーパッサン」について。
ぜひご一読ください。


思い立って翻訳。
モーパッサン 『思い出』
前回、本当に訳したかったのはこれでした。
ブイエ、フロベールの思い出を語る時のモーパッサンはいつもしみじみ良いのです。
こちらもぜひお読みいただけましたら幸いです。


昨日、Michel Drach監督の映画Guy de Maupassant, 1982
を鑑賞する。
1891年、長編『アンジェリュス』が書けなくなってから、92年元旦の自殺未遂を経て
ブランシュ博士の病院に入れられて、その最期までを延々と描いた作品。
正直、気が滅入った次第。
なんだ、こりゃ。