えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

2009-01-01から1年間の記事一覧

犬も歩けば

右往左往してるうちにいつの間にかこういうところに辿り着く。 やっぱり「異文化交流」とちと違うんだけど、それはともかく。

君のためなら千回でも

The Kite Runner, 2007 マーク・フォースター監督。 ドリームワークスとはいえしょせんアメリカ映画でしょ、とか思って悪かった。 制作側の懸念を押し切ってダリー語で撮ったというのがまず偉い。 子どもの時におかした過ちを、二十数年経って大人になった後…

凧合戦

ほんにまあ今日も今日とて。きりはなし。

ナイト・オン・ザ・プラネット

Night on Earth, 1991 ジム・ジャームッシュ監督。 なるほど、そういう邦題のつけ方もあるものか、と。しかし何故ぞ。 それぞれタクシー運転手を主人公にした、5都市にわたるオムニバス映画。 ニューヨークとローマ(ロベルト・ベニーニ)に爆笑。 ロスのウ…

アースかプラネットか

教えて貸していただいていたのをようやく観る。

アルジェの戦い

La Battaglia di Algeri, 1966 いい加減フランス映画が観たいじゃないか、 と思ったら、イタリア(とアルジェリア合作)映画だったんだな、これがまた。 ジッロ・ポンテコルヴォ監督。 アルジェリア戦争をドキュメンタリー・タッチで描いた傑作という評判そ…

愛より強く

Gegen die Wand, 2004 ファティ・アキン監督。 こいつは「壁にぶつかって」ということでよいのかな。英題はHead-On。 ということは、これは自動車で壁に突撃自殺未遂した男の再生の物語、 というのが主筋なのかもしれない。 はじめは偽装結婚だった相手を、…

あちらへこちらへ

心だけは世界を駆け巡る、と。

ダンス・ウィズ・ウルヴズ

Dances with Wolves, 1990 ケビン・コスナー監督・主演。 たしか映画館で観たと記憶するのだが、あれはもう18,9年も前のことなのかしら。 最前線に送られた白人男性が、次第にスー族の中に溶け込んでいく過程で、 アメリカ原住民の生活の様を見て、これを理…

観ろ観ろ

どうせそれしかできないんだろ、 というわけでもないはずながら。

黄色いリボン

She wore a yellow ribbon, 1949 しかしまあ、物事はおしなべてそう単純ではなく。 この映画はつまるところ退役間近の老軍人をジョン・ウェインが好演しているということに尽きる。 どうでもいいけどジョン・フォードにとってはロマンスはただの味つけ に過…

テクニカラー

そもそもは「インディアン」の扱いがひどかった時代の証言として 観てみたジョン・フォードではありました。

感無量

ジュリエット・グレコのコンサート。 あのグレコが目の前5メートルにいるというのを考えるだけでも凄く、 しかも予想をはるかに超えた見事なパフォーマンスと歌唱力に仰天し、 あっという間の1時間半。休みなしに歌いあげた彼女は本当に素晴らしかったのです…

ロシアより愛をこめて

From Russia with love, 1963 監督テレンス・ヤング。 10代で観てれば興奮もしましょうが、今となってはもうねえ。 原作ではソ連が悪役だったのに、政情を慮って謎の秘密組織に変わった という話を知った時点でかなり萎えました。うーむ。 それはそうと冷戦…

ソルジャーブルー

Soldier blue, 1970 ラルフ・ネルソン監督。 西部劇の概念を覆す、アメリカン・ニューシネマの問題作、と。 インディアンは悪ならず、という理念を明確に打ち出していて、 ある意味大変分かりやすく、撮られるべくして撮られた作品、という感じが濃い。 キャ…

アパッチ砦

Fort Apache, 1948 ジョン・フォード監督。ジョン・ウェインとヘンリー・フォンダと。 これはつまり頑固で無能なボスのおかけで軍は壊滅しましたが、 しかし彼らは連隊の名誉を守ったのです、といって、 ジョン・ウェインはあらたに戦に出かけていくお話であ…

映画に浸る

一生で一番映画を観た一年になるかもしれぬ。

ベルリン・天使の詩

Der Himmel über Berlin, 1987 いわずと知れたヴィム・ヴェンダース監督作品。 こういう単純なのか深いのかよく分からない(その両方なんだろうけど)作品は 苦手なのは承知で観て、まあ予想どうりだったんだなこれが。 ピーター・フォークがピーター・フォ…

野のユリ

Lilies of the field, 1963 監督ラルフ・ネルソン。 シドニー・ポワチエが黒人初のアカデミー主演男優賞を獲ったという歴史的作品。 私としては、これは脚本がもひとつぎこちなく説得力に欠けるように 思われなくもなく、まあこんなもんかいなあ、という感じ…

とにかく観るしかない

という状況下。

ミシシッピー・バーニング

Mississipi burning, 1988 監督アラン・パーカー。ジーン・ハックマンとウィレム・デフォー。 1964年、公民権運動に反対してKKK暴れまくりの凄惨たる状況下、 犯罪捜査にやって来たFBIの二人組。 大がかりな捜査でも埒があかず、最後は非合法丸出しの手段を…

燃える燃える

これは大変。

アミスタッド

Amistad, 1997 ふーん、スピルバーグがこんな映画撮ってるとは知らなんだ。 地味に思われるほどストレートにアミスタッド号の物語を語った力作映画でした。

自転車かけ続け中

予定すらままならぬ混乱状態。

すすき

曽爾高原ですすきに囲まれる。 お亀山に登って突風を正面から受ける。 寒かったけど、よい眺めでした。

招かれざる客

Guess who's coming to dinner, 1967 監督スタンリー・クレイマー。 スペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンとシドニー・ポワチエと。 その点、こちらはいささか理想主義的シチュエーション・コメディーながら、 黒人の側の思いも描けている点がよ…

アラバマ物語

To kill a mockingbird, 1962 監督ロバート・マリガン。主演グレゴリー・ベック。 30年代南部アラバマで弁護士をするお父さんを子どもの視点から描く作品で、 子役がとてもいいのですね。 お父さんは黒人の弁護をつとめることで、白人のいやがらせを受けもし…

南部もの2本

自転車操業ははや過剰回転で転倒寸前。

ボードレールの墓

月一マラルメ。 1894年に書かれ、1895年元旦の『プリューム』誌 96年刊行の『ボードレールの墓』所収。 もう勘弁してください、としみじみ思いつつ、訳のつもり。 シャルル・ボードレールの墓 埋もれた神殿が曝す その墓のような 排水口から泥とルビーとを垂…

駅馬車

Stagecoach, 1939 ジョン・フォード監督。ジョン・ウェイン主演。言わずもがなながら。 馬車の乗客に娼婦がいて、他の客との関係の推移が描かれるところ、 いささか「脂肪の塊」に似ているなあ、と。あとはまあ、 うーん、これが西部劇というものですかあ、…