えとるた日記

フランスの文学、音楽、映画、BD

田山花袋の翻訳・翻案

今後のために単純にメモ書きしておくだけ。
「食後叢書」の英題(およびダンスタン版題)と仏語原題を付し、
括弧内の数字は最初が「食後叢書」、次がダンスタン。
最初の二つは「オッド・ナンバー」からの訳なので面倒なのは省略。


「二兵卒」、『少年文集』臨時増刊号、明治31(1898)年4月20日 "Two Little Soldiers", "Petit soldat"
コルシカ島」、『讀賣新聞』、明治31年8月8-11日 "Happiness", "Le Bonheur"
「老農」、『小天地』、明治34(1901)年10月 "Old Amable", "Le Père Amable" (10, 11)
「村長」、『文芸倶楽部』、明治34年12月 "Little Louise Roque", "La Petite Roque" (10, 6)
「散歩」、『明星』、明治35年1月 "Abandoned" "L'Abandonné" (5, )
老子爵」、『文芸界』、明治35年9月 "One Evening" (A Tailor's daughter), "Un soir" (6, 5)
「大旦那若旦那」、『太平洋』、明治36年7月 "Hatot Senior and Hautot Junior", "Hautot père et fils" (10, 14)


ただし「豆兵士」は「オッド・ナンバー」では "Little Soldier" と普通の訳。
「散歩」こと「捨てた子」がダンスタンにあるのかないのか今不明。
最初の二つは翻訳(原作者名なし)で、「散歩」も「モウパツサン作」の翻訳である。
が、後の四つは日本に置き換えた「翻案」だ。最初に見つけた人は偉いと思う(たぶん伊狩章)。
これだけのことなのに、ああなんて面倒なんだろう。訳がわからないわ。
というわけで、これにてそそくさと就寝。